回帰分析ってなんですかね?
人向けの記事です。
■そもそも回帰ってなんですかね?
背の高いお父さんと、背の高いお母さんから
生まれた子どもがあまり背が伸びず、
逆に背の低い両親の子どもの背が伸びて
高い身長になる。。。
みたいに、身長が平均値に近づいていく
ことを回帰といいます。
ですが、この回帰と回帰分析とはあんまり関係ありません。
”回帰分析”という名前だけ覚えてください。
■回帰分析でできることの前に問題
ひょんなことから、自分の家の近所に
自販機を置くことにしました。
あなたは、高い売上のところに
自販機を置きたい気持ちでいっぱいです。
|自販機をおけそうな場所
・並木通り(一日5千人通るとこ)
・海岸通り(一日1万5千人通るとこ)
※ただし、自販機をおける場所は1つだけ
鼻息を荒くしているところに、
近所に自販機をおいている友達が
売上情報を教えてくれました。
|友達がおいている自販機の売上情報
・一日1万人通るところは、一日1万円の売上
・一日2万人通るところは、一日1.5万円の売上
・一日3万人通るところは、一日1.8万円の売上
人数が増えるほど、売上があがるので、
「海岸通り」に出店したいところですが、
場所代がそれぞれかかるみたいです。
|自販機の場所代
・並木通り⇒一日:3千円・海岸通り⇒一日:8千円
場所代を考えると、
設置場所を慎重に考える必要がありそうです。
■回帰分析でできること
回帰分析では、与えられた情報をもとに、何人通るかを予測することができます。
そこで、与えられた情報を回帰分析してみましょう。
僕らが知りたいのは、まずは売上です。
友達の持っている情報で、
回帰分析した結果、売上はこんな式で表現できるようです。
売上 = 0.4 × 一日に通る人数 + 6333
※6333は定数
※これはエクセルで簡単に計算できます。
■回帰分析を使って答えを解く
回帰分析で売上を計算する式がわかりました。
並木通りの売上 = 0.4 × 5000(人) + 6333 = 8333円
海岸通りの売上 = 0.4 × 15000(人) + 6333 = 12333円
一日の売上の予想がたったので、
売上から場所代を引いて利益を計算してみます。
並木通りの利益 = 8333 - 3000 = 5333円
海岸通りの利益 = 12333 - 8000 = 4333円
ということで、
並木通りに設置するのが良さそうということが分かりました。
※エクセルの見方ややり方はこちらを