2018年10月13日土曜日

エクセル作業のミスを減らすには「フィルタ機能」を上手に使う必要があります

エクセルは自由にデータ操作をできるのが便利な反面、意図しない操作を無意識にやってしまい、間違ったデータを作ってしまうことがたまにあるかと思います。

フィルタ機能を活用すれば、このような思いもしないミスを減らすことができます。
特に、データを用意しているときに間違えすいところは

  • データのソート(並べ替え)をしたとき
  • データをコピーするとき

が挙げられます。
とくに空白セルが多い場合にはミスが起こりやすくなります。
それを防ぐために、ソート機能を使いましょう。

サンプルデータ

名簿データなのですが、途中で空白行が入っていたとします。
E列を選択し、年齢で大きい順にソートした場合、の結果です。


※拡大
空白行を境にして、上のデータまではソートされていますが、下のデータはソートが適用されていません。今回のような10件程度であれば気づくことができますが、1000件以上もあるあようなデータだと、今回のようなミスが起こっても気づくことは難しいのです。


どうするか

データ全体を確認して、全範囲を指定してフィルタを適用することです。
(注意!左上の一部のセルだけを指定するのではなく、データ全体を指定してフィルタを適用ことがコツ!)

そうすることで、空白行があっても囲っているデータ全体でソートをできるようになります。また、フィルタで空白のある行を除くこと(非表示にすること)ができるので、コピーをする際にもミスを防ぐことができます。

①データ全体を指定する

※データ全体を指定するには空白に注意しながら、shift + ctrl + ↓キー⇢キー を使うと便利です。


②フィルタを適用する


完成!

まとめ

  • データを操作する前に、データ全体の範囲を確認する
  • 確認ができたら、全範囲を選択して、フィルタを適用する
  • フィルタ機能を使い、空白セルの処理(削除する/注意文言を入れる など)を行う